象は賢くてかわいい!
コーディネーターさんのおすすめのエレファントキャンプへ連れて行ってもらいました。
記憶は定かではないけれど、イギリス人が経営しているエレファントキャンプらしく欧米人の旅行者が多い印象でした。
到着すると親子の象が出迎えてくれました。
人懐こくてとてもかわいいです。
何より、こんなに間近で象を見たのははじめてで、今まで行ったどこの動物園より接近できて感動しました。
そして、いよいよ象に乗せてもらいます。
象と触れ合うと心が豊かになる!
バナナの入っているビニール袋を渡されました。途中、象にあげるもののようです。
櫓のような高い所から象の背中に乗り込みます。靴のままで良いのかなと思いながらそーっと乗せてもらいました。
定員が3人でそのうちの1人が象使いです。
私たちは3人グループだったのですが2人は背中に乗り、1人は象の首の辺り、象使いの後ろに乗せてもらいました。
象が歩き始めてすぐに、象使いは象の鼻をすべり台のように使ってするりと降りてしまいました。
象の側を離れないように歩いていましたがなんとも不安になりました。
私たちを乗せた象は象使いが降りても歩き続けてくれました。
少し歩くと長い鼻を私たちの乗っている方まで伸ばしてバナナを催促してきます。
器用に鼻でバナナをしっかりと掴んでいるのが間近で見られてこれもまた感動しました。
象の優しさ
象は「バナナ バナナ」と鼻で催促しながら進んで行きます。
催促されるがままに渡していたらすぐにバナナは無くなってしまいました。
「もうバナナないよ」と言うとわかったようで、鼻で催促しなくなりました。
すごい!言葉がわかるのかな?と思っていましたが、よく考えたらバナナの匂いがしなくなったから持ってないと思ったのでしょうね。
途中、山の中で向こう側が急斜面になっているような場所も歩きました。
「ちょっと怖い感じがするな」と思っていたら、象はゆっくりと揺れないように歩いてくれていた気がします。
何度かそのように感じました。
私たちが怖そうだったから配慮してくれたのかと思うと、なんて優しいのだろうと象に抱きつきたくなりました。
山道を練り歩く!
象の背中からみる風景はかなり高いところにいるようでした。
山道の途中で櫓の売店があります。
そこへ真っ直ぐ進んでいく象。
売店の前から動きません。
(女性の笑顔が素敵でこの写真はお気に入りです)
象のバナナや人間の飲み物など売っていました。
飲み物買って象の上で飲むということ?例え喉がカラカラでもたぶんその選択はしないと思いました。
象の方を見ると「バナナ買うて」と言っているようでした。
売店の女性も「買ってあげなさいよ〜」と言わんばかりに笑顔でバナナの入った袋を差し出してきます。
結局、1人1袋買いました。
乗せてくれている象にバナナを渡していると、お隣を歩いていた親子の象の子象が私にバナナをねだってきました。
鼻で手をちょんちょんしてきてなんとも可愛らしく、バナナを渡してしまいました。
やはり味を占めてしまい1度では済まず、その後も何度もねだられてしまいました。
ひとつ疑問が湧いてきました。
このバナナはおやつなのか?それとも食事なのか?食事だとしたら充分にもらえていないのではないのか…などです。
いまは深く考えるのをやめました。
初めはおっかなびっくりしながら乗っていましたが、象とのバナナコミュニケーションで信頼関係を築けたからなのかだんだん緊張がほぐれてきました。
ゴール地点では記念撮影をしてくれました。
象使いにカメラを渡すと撮ってくれます。
カメラマンがいて頼まなくても撮られます。
そいてそれはプリントされて象のフンを利用して作られた紙のフォトフレームに入れて渡されますが、購入するがは自由です。
私は面白いので購入しました。
大きくてかわいくて優しくて賢い象の背中に乗せてもらって山道を闊歩するのはなんとも爽快でした!
体験して損なし!
自分で体験するまでは「タイで象に乗る」と聞くと「象に乗って記念撮影をする」ことだと思い込んでいました。
エレファントキャンプは象の背中に乗せてもらって山道を歩いて象が身近に感じられました。
動物園で狭いところにいる象を遠くから見ていただけの頃と、背中に乗せてもらって山道を闊歩した後では象への気持ちが変わりました。
学校のスターの憧れのあの子が、実はお隣さんだった…そんなような感じです。
象を知るまではクールなイメージを持っていましたがそんなことはなく、とても暖かい存在になりました。
タイ旅行の際にはエレファントキャンプまで足を伸ばして象とのひとときを是非体験してみてください。
パワーをもらえますよ!!