生まれた曜日知っていますか?
そう聞かれたらほとんどの人は誕生日はわかるけど曜日は知らないと言うのではないでしょうか。
タイでは生まれた曜日でシンボルの色や守護仏、数字、方角、動物、職業などが異なります。
生まれた曜日はとても大切なもとのされていて冠婚葬祭などもそれに基づいて決められるそうです。
水曜日生まれの女性だけが首にリングを着ける!
私たちはコーディネーターさんにカレン族の村にも連れて行ってもらいました。
カレン族の支族のパダウン族はご存知でしょうか?「首長族」と呼ばれている民族です。
女性が首に真鍮のリングを着けています。
幼少期から大人になるにつれ段々と長いものを着けていくそうです。
それではなぜ首にリングを着けているのか?というと、その昔虎に襲われ首を噛まれて亡くなる人が相次ぎ、そのほとんどが水曜日生まれの女性だったといいます。
それからというもの虎から首を守る為に水曜日生まれの女性は首に真鍮のリングを着けるようになったという説があります。
または、あえて特徴的な格好をして他の部族との交際をさせないようにしていたと言う説もありますが、首の長い女性が美しいとされていると言う説など諸説あり真相はわからないそうです。
現代では経済的な理由も大きいと聞きました。
首にリングを着けた女性はタイ政府から毎月生活費を支給してもらえるそうです。
それは、彼女たちに会いたくてこの村を訪れる旅行者が多いからです。
今では、必ずしも着けなくてはならないというしきたりはなく、着けないことも選択できるようです。
着けるのは5歳ごろからで本人の意思を確認して行われます。大人になるまで着けていても途中、妊娠を気に外したりする人もいるとのことです。
歳を重ねるほど長いリングを着けていきその分首も長くなっていきますが、長い首を強調して綺麗に見せる為に、前髪を短くカットするのがおしゃれなのだそうです。
たしかに皆さん前髪が短いです。そして皆さんおしゃれで美しいです。
生まれ曜日占い
タイでは生まれ曜日を知っていることは常識です。
色々な占いがありますが、「生まれ曜日占い」というものがあってそれも興味深いですよね。
ちなみに生まれ曜日占いのサイトで生年月日を入力するだけの簡単なものを試してみましたが、半分合っていて半分は違うかなっと言ったところでした。
星座占いに近いのでしょうか。
寺院巡りをするなら知っておくと良い
生まれ曜日はインターネットで簡単に調べられますのでタイ旅行の前には是非知っておくと良いと思います。
一緒に行く仲間の生まれ曜日も調べておくと面白いかもしれません。
その時に注意すべき点があります。
例えば自分の生まれ曜日を月曜日とする場合は、月曜日の午前6:00〜火曜日の午前5:59生まれのことらしいのです。
生まれた時間も関係するんですね。しかし、タイ人でもそれを知らない人は多いと言います。
自分の守護仏を拝もう
タイの寺院には曜日ことの仏像があり参拝が出来ますので、自分の生まれ曜日の守護仏にお参りしてみて下さい。
幸運がアップすると言われているそうです!
自分の守護仏だと思うと、恐れ多くも近しいような感じがしてきます。
水曜日は昼と夜で分かれている!
ただ、水曜日生まれだと分かった場合は昼と夜で分かれていますのでやはり生まれた時間まで知っておくと完璧です。
自分の生まれ曜日の仏像があるというのはなんとも嬉しいもので、お参りするとあたたかい気持ちになりました。
え?みんな同じ曜日?
初日に行ったドイ・ステープで私たち旅行仲間全員が同じ生まれ曜日だということが判明しました。
事前に調べてはいなかったのですが、ホテルへ戻ってから気になって調べてみたらなんと!全員同じ曜日だったのです。
世代も違い、個性の強い面々ですがこうして一緒に旅行をしたりなんとなくまとまっていられるのは同じ曜日に生まれたからなのかもしれません。
そう思うと感慨深いものがあります。
そんな発見もタイに行かなければ知り得なかったことです。
まとめ
タイでは生まれ曜日はとても大切なものだと考えられています。
誰もが自分の生まれ曜日を当たり前に認識していて、人生において重要な節目に生まれ曜日を基に吉日を決めるなどします。
赤ちゃんが生まれると生まれ曜日にちなんだ名前をつけるそうです。
験を担いで、1週間のうちの自分の生まれ曜日に当たる日には、シンボルカラーの服を着ることもあるそうです。
例えば金曜日のシンボルカラーは青なので金曜日に青色の服を着るということです。
曜日の数字や守護方角もありますので旅行などの予定を立てる時に参考にしてみるのも面白いかもしれません。
自分の守護方角へ、生まれ曜日の数字の月や日に合わせて旅行する…なんだか良いことがありそうな気がしませんか?