コーディネーターさんにドイステープへ連れて行ってもらいました。
チェンマイ市街から車で40、50分ほどでしょうか。山道を行くので乗り物に弱い方は酔い止め薬があると安心です。
私はギリギリセーフでした。
入り口付近で飲み物やフルーツを補給していさ!
306段の階段を登って行きます。ロープウェイもあるようですがなんといっても蛇神ナーガに見守られながら登って行くのがおすすめです。
体力を温存しておきたい場合には迷わずロープウェイをお使いください。
寺院なのでもちろん土足厳禁です。
本来なら裸足が正式なのかもしれませんが心配な方は厚手の靴下だと足が疲れにくいかもしれません。
あと、雨天の場合境内が濡れていますので靴下の替えなどあるといいと思います。
私は普通の靴下でしたが疲れるということはなくむしろ気持ち良かったです。
ピカピカでキラキラの金の仏塔を拝みながら進んでいきます。
御堂ではお坊さんが聖水をかけて清めて下さり、白い紐を手首に結んで下さいます。
女性は紐を渡されますので自分で結びます。これがサーイシンというもので日本で言うお守りのようなものです。
自然に切れるまでそのままにしておいて、切れた時に災厄が去ったと考えられているそうです。
切れないとだめ?
しっかりと手首にサーイシンを結んで、ホテルへと戻りました。
夕飯も皆んなと済ませ、1人部屋へ帰りました。
お風呂に入ろうと服を脱いだ時にそれば起こりました。
ホテルの部屋は冷房をきかせていたので薄手の長袖を着ていたのですが、それを脱ぐ時に手首に結んであるサーイシンも一緒に外してしまったのです!
袖のフチを引っ張りながら脱いだ時に一緒にサーイシンを引っ張ってしまいそのようなことになってしまったのです。
私は「災厄が去ったったということだ」と都合良く考えることにしました。
故意ではなく自然に外れたことには違いない!と思いたかったからです。
やっぱり切れないとダメなのでしょうか?
2度目のサーイシン
再びドイ・ステープを訪れる機会がありました。
例によって聖水で清めていただき、サーイシンを手首に結んでもらいました。
聖水の量がちょっと多かったです。邪悪なものが憑いていたのでしょう。
その日の夜、お風呂タイムの着替えは慎重になりました。
サーイシンを意識してそーっと袖を抜くことに集中しました。
おかげで、帰国後もサーイシンはしっかりと私の手首に結ばれていました。
1週間が経ち、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月目に入った頃でしょうか、サーイシンは「白い紐」なのでやはり汚れが目立つようになってきてしまいました。
お風呂に入った時にサーイシンもきれいになればいいと思い、少し揉み洗いのようなことをしていたのですが薄汚れてしまいました。
そして、それと同時に伸びて私の手首の太さより大きくなってきてしまったのです。
良かれと思ってやった揉み洗いがいけなかったのでしょうか。
いつ手首からすっぽりと抜けてもおかしくない状態です。
これまでなんとか大事にしてきたサーイシンですが、あるとき突然に「もう外しても良いのではないか」と思ってしまったのです。
そうなってしまったらもう自分でも自分を止められません。
あっさり手首から引っ張って外してしまいました。
向き不向きがある?
有難いサーイシンですが、私のような性格の方は自然に外れるか切れるまで待つということは9割無理です。
私の1度目の時のようにアクシデントで外れるか、自分で外すかのどちらかです。
サーイシンが結んである限り寝ても覚めてもサーイシンのことばかり考えてしまうのです。
私の場合、聖水で邪気を祓っていただいてすっきりした状態で授けていただいたはずのサーイシンに対して、おかしな邪念みたいなものが生まれてしまったのです。
そもそも私は邪念だらけだからそんなことばかり考えてしまうのでしょう。
サーイシンのせいにする時点でどうかしています。
皆さんはドイ・ステープでサーイシンを授けていただいた際には自然に外れるまで待ってみて下さい!